冬場のこたつと夏場のハンモック

雑記

冬にこたつ。あの温かさに捕まると最後、そこから抜け出せなくなる。
自分の身体から根が生え、そこに自生する草花の様に自ら動く事ができない状態異常をくらう。

季節変わって夏。夏場は何が該当するか。
クーラーの効いた部屋はどうか。
アスファルトにかかる蜃気楼、肌を刺すような直射日光、滴る汗。夏は暑い。
熱を溜め込んだ身体があの涼しい部屋に入る瞬間。なんと快適極まりないことか。
クーラーを発明した人は神。

ただ、こたつの様に「そこから動くことができないもの」と置き換えられるだろうか?
否、クーラーは少し違う。クーラーはあくまで空間を快適にしてくれるものであって、
その場から身動きを取れなくなるものでは無い。
その快適さ余って部屋中でダンスしたくなる程だ。根は生えない。

そこで提言したい。
ハンモックこそ夏場の覇者だと。

購入したハンモック

冒頭から声高らかに、えらそうに「提言」とか言っておりますが、
わたくしハンモックド素人でございます。

どんなハンモック買えばええのかさえもわかっていないのです。

って事でよくわからん時は中間くらいのものを買うべしと心に誓う。
安過ぎず高過ぎず、まぁまぁ手頃な価格のもの。

買ったのがこれ。

買った当時の金額は¥9,980。なんとお手頃なベストな価格か。

見た目もシンプルで部屋の雰囲気も壊さずに設置できる。
作りもしっかりしており、耐荷重200kgまで。
折り畳み式なので持ち運びもできるんだとか。

よくわからない中での買い物なので一概な事は言えないが、
コスパの良い買い物をしたと思う。

そしてこのハンモックが届いた日を境にハンモックの魅力に気付き、
堕落した日々を過ごすことになる・・・。

ハンモックの虜になる

届いたハンモックを早々に組み立てる。

いざ、ハンモックへ搭乗・・・!

乗った瞬間に衝撃が走った。

この心地よい微かな浮遊感、それでいて身体全体を包み込む抱擁感。
全体重を預けてもがっしりと支えてくれる安心感。
ゆりかごの様に優しく揺れて眠りを誘う。

もうテンション上がったね。
僕が求めていた安らぎはここにあったんだと感じたね。

ここから動きたくない、降りたくない。
身体が本能的にそう呼びかけている。理性を押しのけてそう呼びかけている。

僕はハンモックの住人になる。そう決めた。

ハンモックからは抜け出せない

ハンモックに乗るのが日課になってしまった。
身体がその感覚を覚えてしまった。

ハンモックに呪いをかけられてしまったのである。
多分教会に行っても治せない。

平日、仕事が終わり家に着く。
一通り家の仕事も済ませ、「お風呂入って寝よかー」くらいのタイミングで、
呪いが発動する。

ちょっとだけダラダラしたい・・・。
少しだけ・・・少しだけ・・・。

そしてこれである。
次第にお風呂に入るのも億劫になり、次の行動が起こせなくなる。
まさしく根が生えた状態。

こうして堕落した自分が完成する。

買って良かったハンモックちゃん

呪いだとか、堕落したとかグダグダ言ってるけど、
一度あの感覚を味わうと言い訳の一つや二つでも言いながら、
味わいたくなっちまったんだ。

そんな事言いながらだけど、買って良かったなと思う代物だった。
家でのんびりダラダラするには本当に最適な商品。

欠点を挙げるとすれば、
コーヒーとか飲み物を飲みながらダラダラするのには少し不向き。
近くにテーブルでも置けば何とかなりそうかなとは思うも、
ハンモックが揺れた時にテーブルにぶつかって大惨事になりそうかなと。
ぶつからない位置に離すと今度は手が届きにくいし。

でも、悪くない。悪くないよハンモックは。
むしろ良し。

揺れながらただひたすらダラダラする。
この愛すべき無駄を大事にしようじゃないの。

それでは今日はこの辺で。

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