シタタメる。

雑記

昔から文章を書くのは好きであったが、これまでに書いてきた文章は学校で提出する様な作文ばかりだった。
「文章書くなんて余裕ー!小説家になってみたいな!」と頭の中お花畑全回で生きていた時代もあった。

そんな時代は疾うの昔で、振り返れば文章を書くのが好きと言いながらも執筆活動なんかしてこなかった。
これから先も特にしないんだろなくらいの感覚で日々を過ごしていたがあることをきっかけに、
全くの無計画と思い付きでブログを設立した。

そしてこの投稿が当ブログ、さらに自分にとって人生で初めて公に出した文章。
だからこの投稿はこれから自分がブログを運営する上で、何か迷いが生じた時のブレないお守りとして、
ここに残したいと思う。要は自己満。

娯楽溢れるこの時代に「文章」は選ばれるのか

世はまさに大娯楽時代。
映画、テレビ、音楽、ゲーム、アウトドア、DYI・・・なんでもござれ。
娯楽があふれる中でどれを選択するかも自由。楽しい時代。

その中で文章を娯楽とする人は昔の時代に比べてかなり減って来ているんじゃないか。
だって文章って読むのめんどくさい時ってあるじゃん。

文章ってのは文字をただ読むだけじゃ理解まではできない。
「文章を読む」→「内容を自分の頭の中で理解する」の2アクションは最低でも必要。
文章を読みながら別のこと考えてたら結局ただ頭の中で音を発しただけで理解まではできない。
特にビジネス書なんてこの傾向が強い。

日中は仕事だやれ学業だと頭をフル回転させて思考を巡らせていると言うのに、
なぜ家で一息つく時間でも活字を読んで頭をフル回転させねばならぬのだ。
現代人の頭は既にパンク寸前のはず。頭を休ませねば。

読書は多くの人に好まれる趣味であった!

執筆中に気になって、Googleで調べた投稿型趣味ランキングを見てみた。
まさかの読書は8位にランクイン。
自分が想定していた以上に善戦していた。ランキング圏外と思っていた。
ちなみに自分が確認したランキングでは以下の通りだった。

  • 1位 グルメ
  • 2位 音楽鑑賞
  • 3位 アニメ
  • 4位 映画鑑賞
  • 5位 旅行
  • 6位 音楽ライブ
  • 7位 ドライブ
  • 8位 読書
  • 9位 テレビゲーム
  • 10位 料理

読書が趣味で高評価のコメントでは「教養も身につき、気分転換になる」、「自分の世界観が広がる」など。
いいね。すごく前向きで同意できるコメントばかり。

一方で読書に対して低評価を付けた人のコメントでは、

「根暗陰キャがすること」

強烈にどストレートなコメント

ストレート過ぎて笑ったわ。オブラートに包むとかそういう事を一切しないこの感じ。
実際に面と向かって言われたら傷付くと思うけど、何となく好き。

まぁそれは置いておいてどうやら統計局(調査ガチ勢)の調べによると、
「趣味としての読書」が見事1位に君臨していた。
その調査では「趣味としての読書」の行動者率(実際に行動した人の割合)が群を抜いて高く、
誰もが手軽に始めやすいという事からの結果なんでしょう。

日本文学の未来は明るい。

不定期的習慣の崩壊

冒頭で文章を書くのが好きと言った私ですが、もちろん読むのも好きなんです。
小説も読むし、ビジネス書も読む。アドベンチャーゲームも好きでよくやる。
振り返れば文章に囲まれた日々を過ごしているが、とある人物のブログを読むのもその内の一つだった。
そのブログはふとした時に読む不定期的な習慣だった。

更新も疾うの昔に途絶え、放置され続けたブログ。
ブルースクリーンを想起する様な青い背景、投稿もカテゴリー分けすらされていない。
インターネット黎明期をもんもんと匂わせるページデザイン。

広島県内の飲食店を紹介するブログだった。
金の匂いが一切しない忖度無しの投稿。
そのお店の良い所、悪い所、立地などとあれこれが綴られていた。

面白い所がただ単純にお店の紹介をするだけで無く、その筆者の人となりがそのまま反映された文章。
通勤途中にどうとか、買ったチーズの自分流の嗜み方、ここのラーメン店は水がカルキ臭いだとか。
書いてある意味をそのまま受け取ればよくあるただの飲食店の紹介ではあるが、
筆者自身の人となりが所々に垣間見えた。その文章は生きていた。

そのブログを読むことが習慣となり、気付けば虜になっていた。
自分がそのブログを見つけた時には既に更新も途絶えていた為、新規投稿は絶望的だった。
可能性は限り無く0に近い更新を待ちながら、バックナンバーを何度も読み漁る不定期的な習慣。

そして、その不定期的な習慣は突如ブログ閉鎖という形で幕を閉じた。

思いをシタタメる

突如として終わってしまった不定期的な習慣。
あぁ、またあの文章が読みたい。そう思う日がたまに来る。
あの生きた文章に触れたい。

その思いが段々と胸の内に募り、いつしかあの人の様な生きた文章を書きたいと思う様になった。
文章を書くことが好きならやりがいのある挑戦になるんじゃないかと。

「シタタメ」は「認める(したためる)」という言葉を参考に命名。
「認める」のは単純に「書く」という意味合いではあるが、
「手紙を書く」という文章と「手紙を認める」という文章では後者の方がより思いを込めた手紙感無い?

1投稿ずつ思いを込めて執筆したいとそう思って「シタタメ」を立ち上げた。
目指すはあの生きた文章。

ぶっちゃけ何書いていこうかなんて決まって無いけど、
色々認めてみようじゃないの。

それでは今日はこの辺で。

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